社員総会って??意味や目的、内容をわかりやすく解説!

皆さんは「社員総会」ときいてまず何をイメージしますか? 株主総会・社員全員が集まる会議・キックオフパーティー等々、人によってイメージは異なるのではないでしょうか。 それもそのはず!社員総会は会社により様々な形で行われています。 今回はそんな「社員総会」のあれやこれやをご紹介いたします!

1. 社員総会とは?

社員総会とは何か?これまで「社員総会」というと、社団法人の構成員による「最高意思決定機関」いわゆる「株主総会」の意味で多く使われてきました。法人企業の場合は必ず設置しなければいけない機関であり、年に最低1回は総会をしなければいけないというものです。
このように、法的な定義で見ると難しくかしこまったイメージですが、もう少しやわらかく「全社員が集まり、会社のビジョンや今後の方針を共有する場」と考えて問題ありません。
実際に、近年では社内イベントの一つとして会社の方針を共有するだけでなく、ねぎらいを込めた表彰式や、キックオフパーティーと名前をかえてエンタメ要素を強めたものも増えてきています。
年に一度・半期に一度と会社により頻度は違いますが、「社員全員が参加する会議」それが社員総会です。


2. 社員総会の目的は?

社員総会がどういったものなのか分かったとして、それではどうして実施されるのでしょうか。
社員総会の目的をみていきましょう。

○今後のビジョンや経営戦略を共有する

社員総会は、全社員が集まり時間を共有する貴重な場です。
ここで今後のビジョンや経営戦略を共有することで、社員全員が同じ方向を向き 結束力を高めたり、個人の業務に対する理解を深めることを目的とします。

○社員のモチベーションを上げる

良い仕事をするには、そのための意欲が必要です。社員総会では社員のモチベーションを高めることも目的としています。
普段伝えきれていないねぎらいの気持ちや、社員の頑張りが業績につながっていることを示せる社員総会はモチベーションを高める絶好の機会といえるでしょう。

○社内のコミュニケーションUP

規模が大きい会社はもちろんですが、普段の仕事において他部署の人、他支店の人とは中々コミュニケーションがとりずらいものではないでしょうか。
社員総会では全員が集まることから、いつもは会うことのできない人と話をしたり、どんな仕事・取組みをしているのか知ることでコミュニケーションの活性化を図ることができます。
また、こういった機会から新しいアイデアが生まれることもあるかもしれません。

このように社員総会は会社を続けていく上でも、社員の皆さんに長く働いてもらうためにも、大切な役割を担っているのです。


3.社員総会の内容は?

それでは、社員総会の内容に迫っていきましょう。

○業績発表・今後のビジョンの共有

まずはじめに、この1年の業績発表・今後のビジョン共有を行うのが一般的といえるでしょう。
数字になった結果をみることで、普段の業務結果がより分かりやすくなります。そして今、会社は市場においてどのポジションにいるのかを、明確に認識してもらう良い機会になるでしょう。
その後、今後のビジョンを共有することで、自分の業務に対する落とし込みやモチベーションアップにもつながります。

○表彰式や各部署の取り組みを発表

メインイベントといってもいいのが「表彰式」です。その年の成績優秀者やチームを発表し表彰することで、社員のモチベーションを上げ、競争意欲を高めることで業績アップにもつながります。また、「結果をだせば正当に評価される」というのが目に見えることは会社への信頼にもつながり、会社としては「こういう人を評価しますよ」というメッセージにもなりえます。
会社・社員にとってメリットの多い表彰式ですが、単純に「頑張ったね」と表彰してもらえるのはやっぱり嬉しいですよね。

そしてもう一つが、取り組みの発表です。
業務に直接かかわるわけではないけれど、その取り組みいいよね!と思うものを全社に共有します。
例えば、「新人研修にスキルマップを取り入れています!」や「資料のファイルはタイプ別に色分けしています!」など大小にかかわらず、他の部署や店舗でも実施できる取り組みを共有することで、業務の効率化や社員同士のコミュニケーションにつなげます。
また、こういった情報共有から新たなアイデアが生まれたりもするかもしれませんね。

○立食パーティーや歓談タイム

社員が自由に交流できる歓談タイムを設ける社員総会もあります。
前半は着席形式で業務関連の議題に取り組み、後半は立食パーティーにして自由に楽しむ時間をとる。という社員総会も増えてきました。
リラックスできる空間にすることで社員同士のコミュニケーションを促進します。席のない立食パーティーでは経営陣もそれぞれの輪に入りやすく、立場を超えてコミュニケーションをはかることができます。


4. 少し変わったイベントも!

最近では、オリジナルのコンテンツをいれた社員総会も増えています。

○映像コンテンツの取入れ

全社員が集まる大切な会議とはいえ、業績や経営方針などが文字ばかりで発表されてしまうと億劫に持ってしまうこともありますよね。
そこで、会社の歴史やこれからのビジョンをかっこよくまとめ、オープニング映像として上映してみたり。経営陣や今期の新人など特定の人をフューチャーした密着映像を作ってみたり。などなど会社の雰囲気にあった映像コンテンツを取り入れてみるのもおすすめです。

○ゲームをしてみる

真面目な時間と楽しい時間の緩急をつける為にも、ゲームはおすすめのコンテンツです。個人で行える抽選会などもおすすめですが、一番はチームでのゲーム対決がおすすめです。チーム対抗にしクイズ大会や脱出ゲームでき競ってみれば盛り上がるのはもちろん、コミュニケーションをはかるうえでもぴったりのコンテンツです。またチームを作るのにも同じ店舗で分けるのか・他部署の人を集め初対面のチームを作るのかで違った効果も得られるでしょう。

このように会社の特色を活かしたコンテンツを取り入れることで、会社の良さを感じてもらい自分は会社の一員なのだと自覚を強めるきっかけにもなります。


5. まとめ

社員総会とは、全社員が集まる貴重な時間であり、会社をよりよくする大きなチャンスを秘めた大切なイベントです。
目的を忘れず、一方的に伝えるだけの会にしないよう、社員全員が来年もまた参加したい!と思える社員総会を目指しましょう!