社長インタビュー

株式会社スポーツワン 代表取締役 武田トシヤ

株式会社スポーツワン 代表取締役 武田トシヤ

中央大学理工学部物理科卒。外資系商社、IT ベンチャー、イベントプロデューサーを経て、1998 年、インターネットで管理するフットサルリーグを設立。3年で500チームが参加する日本最大の規模となる。
このリーグに参加したクリエーター達で2001年スポーツワンを設立。

スポーツワンの事業内容を説明してください。

スポーツを「見るスポーツ」と「するスポーツ」の2つに分類すると、スポーツワンは「するスポーツ」に特化した会社です。
「見るスポーツ」とはプロスポーツで、Jリーグやプロ野球です。「するスポーツ」は、一般の方々がするほうです。スポーツワンは「スポーツをする」ことを支援する会社です。
具体的には、「するスポーツ」のポータルサイト・アプリの制作運営。スポーツイベントの企画運営、スポーツ施設の企画運営、スポーツスクールの企画運営、イベントの決済システム、施設の予約システムの提供をしています。最近では、健康経営プログラムやアクティビティ研修の提供も行っています。
なかでもスポーツイベントは、年間 2000 イベントの企画運営を行っています。ランニング、バスケ、フットサル、サッカー、卓球、バレーボール、テニス、運動会や体力測定など様々な競技の運営を行っていて、企業、自治体、協会からの請負もありますが、自社企画で大きなスポーツイベントを開催するのが、弊社の特徴です。数万人規模のスポーツイベントを自社で企画して運営している会社は日本ではほとんどありません。このような企画力とチャレンジが弊社の大きな特徴です。

なぜ、 スポーツワンは「スポーツをする」ことを支援しているのですか?

現在の日本は、どこの国も経験した事の無い急激な人口減少と高齢化が進んでいます。1965 年には9人で1人の高齢者を支えていましたが、2008 年に3人で1人を支える騎馬戦型になりました。これが 2025 年には 2 人で1人を支え、さらに 2050 年には1人が1人を支える肩車型になってしまいます。当然、労働力は激減し、税収も減ってしまいます。そうすると、各人の生産性をあげなくてはいけないのと、生産人口を増やさなくていけないので、高齢になっても元気で働けることが求められます。これらをスポーツの力で少しでも解決できると考えました。

会社を経営するうえで大事にしていることは何でしょうか?

仕事を仕事と思えない会社を創り、社会をより良くしていく事です。

「仕事を仕事と思えない会社」ってどんな会社ですか?

社員一人ひとりの個性と能力を 100%発揮して、新しいバリューをつくっていく。これが楽しみで月曜日が待ち遠しいと思える会社です。
といっても、四六時中会社に居るという訳ではなく、短い時間で成果をだし、それ以外の時間は、いろいろな事にチャレンジしてインプットを増やしてほしいですね。それが仕事にもよい効果を及ぼすはずです。まだ道半ばですが、弊社も健康経営を取り入れていて、日常的な運動、体力測定、残業を減らす取り組みなどを全社で進めています。

では「社会をより良くしていく事」とは?

今の社会は、これまでの世代が創り上げた安全で素晴らしい社会です。これを我々も引き継いでいかなくてはいけません。
現在の人は、後世にもっと素晴らしい社会を残していく義務があると考えています。
また、仕事は単にお金を稼ぐ事と考えてはつまらないと思います。人が喜ぶこと、自分の子供や孫の世代まで喜ぶことを仕事にできれば、本当に素晴らしいことではないでしょうか?スポーツの仕事はこれらを実現できる素晴らしい仕事だと思います。

スポーツワンの実現していくビジョンを教えてください

スポーツワンのミッションは、「あたま、からだ、こころの課題解決」です。
自分の体調が毎日ベストで、気分もよく、頭もフル回転して、体も故障無く元気という状態を想像してみてください。こうなると、仕事も効率よくできて、プライベートの趣味やスポーツも充実しますよね。スポーツワンは運動を中心としたサービスでこれらを実現していこうと考えています。また、こういったサービスを簡単に検索して利用できるプラットフォームをつくっていきます。
スポーツワンのサービスを使っていたら、気づいたら毎日が充実しているというのが、最高ですね。