スポーツワンのイノベーション 日本初のSaaS型スポーツサービス

スポーツワンのイノベーション@日本初のSaaS型スポーツサービス【後編】

スポーツワンのイノベーション@ 日本初のSaaS型スポーツサービス【前編】の続きです。

2シーズン目のリーグ戦はいっきに東京3リーグ、神奈川1リーグ、大阪1リーグと増やし、全45チームで開催することになった。
リーグの名前もネット上で一般に公募して、投票数の多かった「フットワンリーグ」という名前に決まった。

このフットサルリーグが秀逸だったのは、1リーグを9チームとして、3チーム×3組になり、3チーム1組のうちの1チームが幹事チームとなって日程調整して会場を予約する。さらに試合当日は、3チームのうち2チームが対戦して、残る1チームが審判をする。これを3試合ぐるぐる行う。そして、これを4回繰り返すと、1チームあたり他の8チームと対戦し、1シーズンが完結するというきわめてシンプルで無駄の無いものだった。

そして、参加費の安さも際立っていた。1チームあたり入会4,000円、1シーズン参加費6,000円という安さで、サッカー協会のおこなっているリーグが数万円もしたのに対して10分の1くらいの金額だった。

フットサル

今考えると、ネット上で募集して、参加費を振り込んでいただき、対戦スケジュールを発表して、ウェブから試合結果を入力し、順位を確認するという、ネット上のみでこのリーグ戦のサービスは完結していた。
そうです、有料課金のSaaS型リーグシステムサービスだった。
まだ、楽天もテキストベースのよちよち歩きだった時代です。おそらくスポーツ分野では日本でもっとも早かったと思う。

そして、6年後には27リーグまで増え、入るのを断念した東京都のフットサルリーグをはるかに越え、240チームが参加するリーグへと成長した。

今では、サッカー界を見渡すと、フットワンリーグに参加した人たちがサッカー雑誌の編集者、ライター、カメラマン、監督、コーチなど大活躍していて、嬉しい限りだ。

実は、このリーグ戦に応募してきた仲間でスポーツワンの前身となる会社を設立する事になるのだが、この話しはまた今度。